お食事処 桜島苑 ~舞い散る中に忘れた季節~

お食事処 桜島苑 (さくらじまえん)

お食事処 桜島苑 外観

怪しきピンクが夕日に映える。

About お食事処 桜島苑

秋田県男鹿市戸賀加茂青砂中台1-118にある廃ドライブイン。かつては「元祖桜島」という名称で、2010年頃まで地元のお土産や海産物を振舞っていた。海風吹きすさぶ海岸沿いにあり、風雨に晒されえげつないほどに廃れを増している。

スポット評価

終末度合い17
訪問難易度10
観光地要素15
化石的価値16
総合評価58

道中の景色が美しき日本海なだけに、険しい崖沿いを潜り抜けた先に浮かびあがるお化け屋敷は切なさが濃い。解体する価値も皆無な場所なため、良くも悪くも今後拝み続けられる廃墟となっている。

B級特徴

なまはげの里は奥が深い。船越船川若美を通り過ぎるだけだったのであれば、それはあまりにももったいない。もったいないお化けが朝までスナックに連れまわすことだろう。

かといって、そこに魅力が満載…というわけでもない。道中の小集落はアップダウンが激しく、個人商店も空前の灯なので岩館方面のほうがよっぽど楽しめる。実際廃墟もあまり見られない。

お食事処 桜島苑 夕方

どう見てもアウトですが、写真右外の公衆トイレは使用可能。

ただし、その中で浮かび上がる物件は明るく闇を放っている。正直なところ、当委員会では男鹿市を「退廃危険区域」に認定している。訪問には慎重な調査と勇気が必要なのだ。

未だ残る反社会勢力の残り香、昼から熱唱を漏らすスナック、子供のいない集落…。現役物件でも”悪い子”はとどまるところを知らない。それを加味して今回の物件を見ると、もはや『楽勝』の部類。

お食事処 桜島苑 電柱

ドライブインの向かい。「きららか線1」が左に光る。

男鹿市中心エリアである船川地区からはや14km、写真撮影も許されない険しい海岸線を登っては下り、登っては下る。頭文字D的なおにいさんがいたら冷やかされること間違いなし。観光客も真っ青の巨大怪獣が我々を襲うのである。

「桜島苑」先には男鹿水族館GAOと戸賀地区があるのだが、北部北浦エリアから訪問した方が数十倍楽。全国の観光客の皆さん、この道は通らなくて大丈夫です。また秋田来たいならやめてください。

そして険しい道中の中間にあるのが今回の目的地ということだ。そりゃ潰れるわ。いや、失礼。語弊がありました。旧桜島荘はいいところです。僕らは泊まったことありませんけど。

お食事処 桜島苑 遊覧船

真ん中の建物。もちろん遊覧船は乗れなくなっている。

調べたところ、一番左の建物にはまだ明確な所有者が存在している。更に唯一の海岸線連絡道路であることから1分1台程度の交通量があるので要注意。ただ「中も普通に入れる」とだけ言っておきたい。

ちなみに、地名の由来は「海岸沿いの岩石が桜色に見えるから」。その名に恥じぬ景観は、その昔多くの観光客を集めたことだろう。加茂青砂集落への観光ついでに、併せて拝んでおこう。

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