岩城鶴潟アパート ~遅れてきた衰退期~

岩城鶴潟アパート (つるがた)

岩城鶴潟アパート 外観

About 岩城鶴潟アパート

秋田県由利本荘市岩城二古横砂子にある3階建て集合住宅跡。その凋落には大きな謎が含まれている…

スポット評価

終末度合25
訪問難度16
観光要素20
化石価値25
総合評価86

住宅街に燦然と輝く立ち姿は当然の高得点である。ギャップ萌えというやつか。レジャープールを隠れ蓑にして、岩城町は多くの秘蔵っ子を出し惜しみしているのだ。

岩城鶴潟アパートのさじなげB級ポイント

当委員会の目論見は大きく外れた。あきたまちのえき夏でクリエイターへの仲間入りを果たすつもりが、気づけば来場者と大仙市仙北町高村分校の話題で盛り上がっていた。

おやおや、これでは大衆への知名度向上に繋がらないどころか、ますます秋田とかいうたわけた沼にハマってしまうことになる。非常にマズい…何とか話題のスポットや秋田美人をまつりあげ、架空の数字を積み重ねることで自称インフルエンサーとかいう小銭稼ぎにならなければ…

スーパー恭栄

ということで今話題のスーパーにやってきました!ディスカウントストアー恭栄は現存する限り2005年からその名前で営業している。(2000年まではサンマートつるがた)

ここは岩城鶴潟ニュータウンとして、1980年代から開発が進められてきた造成地。90年代までは国道沿い(二古草刈道)にラーメン奥州・アミューズメントハウスマーレ・たこ焼き日の丸・マジカルママと活気に満ち溢れていたのがわかる。そりゃ例のプールや今となっては誠意をもって地元と関わることを忘れたバスケ植民地を作れる金も生み出せるはずだ。

由利本荘市岩城令和で最もホットなスポットのため、公民館もオシャレ!レンタルビデオ店跡や食堂跡、オシャレなカフェもあり生活に困ることがない。
※上のマップ2つ目は「はまなすの丘現地案内所」。当時の不動産屋か何か?

丘を越えればガンパル岩城忍者迷路もすぐそこ!ただその前に怪しい建物がひとつ…

大潟新人あらわる

岩城鶴潟アパート 正面

岩城鶴潟アパートは当委員会が定めた仮称で、県内図書館に残るすべてのゼンリン地図を確認したが正式名称が記載されていなかった。

91年には地区自体が存在せず、97年と2000年の地図には「アパート」と記されている。しかし2005年には早くも空欄となり、以降は存在がなかったことにされている。そのため現代のネット検索では当然見つかることもなく、そもそも入口すらわからない状態だ。

1980年の未開発現地と、2025年夏の未解決現地。「立入禁止」がここまで似合う場所も珍しい。

連絡先を記した看板もあったが、その消息はつかめないでいる。

岩城鶴潟アパート 屋根

注目すべきはバルコニーの設計だ。日差しが強いときは、屋根を折りたたんで光を遮断することができるようだ。建もの探訪もぐうの音が出ない天才アイディアだろう。

全24部屋の豪華な作りだが、造成地最奥であり(おそらく)単身世帯用なのもウケが悪かった原因か。手前にあるコーポ岩城は20年近く生き残っているため、将来の岩城地区大発展を予想しての建築だったのだろうか。だとすれば相当な賭けに出たものである。

なんとも皮肉なものだ。建物隣には地区2つ目の公共施設?である「鶴潟交流会館」が現存している。地区を悪く言いたいわけではないが、ここに住む方々は岩城の衰退を手に取るように見てきたはず。

もちろん恭栄がやっていた頃の姿も知っている。なぜなら当委員会最初の記事はデートで訪れたパープルシャトー眺望台(2017年12月公開)だったからだ。なのにまだ知らない大物がいるとは…岩城というやつは…想像以上に衰退していやがる…

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