ラブホテル・ニューフレンド

About ラブホテル・ニューフレンド
秋田県大館市長走にある性の喜び跡地。2000年頃に閉業したとされ、数棟の残骸が僅かに残っている。草木に囲まれ、往時の面影は感じられない。
スポット評価
終末度合 | 19 |
訪問難度 | 13 |
観光要素 | 13 |
化石価値 | 19 |
総合評価 | 64 |
隣接するアクトバード(入口封鎖済)に比べるとインパクトは劣るが、目の前で見られるのもまた一興である。宵の口には恐怖満載のダーク観光地である。
ラブホテル・ニューフレンドのさじなげB級ポイント
大人になると寂しさが募るものだ。仕事で出会う仲間は次々と守るものが増え、廃墟ファンの女性の皆様とごはんに行くこともできないうどの大木は悩みほうけていた。
やはり無機物のお友達を作るのが手っ取り早いのである。本場大館木偶の棒祭りが開催される秋の夜長、当委員会は賑わいを無視して県境に車を走らせた。

町の境目は古くから宿場町として栄えるものだ。車などない時代から、先人たちは野を越え山を越えその疲れを募らせたことだろう。
秋田でも例外ではなく、山や川を越える前には必ず宿が出来ている。しかしそれは現代では通用しない。いくら極上の温泉がわき出そうと、眺望やサービスに特化しなければ取り残されていく。

だからといって、その有様すらわからないほど朽ち果てては調べるのも難しい。
原因は急速な人口減少か、はたまた性教育不足か…。
変態が故の森プレイ

ラブホテル・ニューフレンドは1970年代前半の開業。当時は森に覆われておらず、開けた約10棟のモーテル式物件だった。
航空写真を見ると一目瞭然だ。碇ヶ関民や十和田湖民もこっそり使っていたのだろう。

道路はやや異なるももの、画像下が新友達、右上(見切れ)にアクトバードがある。中央付近の赤い建物は下内沢温泉だ。現在は何もなく、入口らしき砂利道だけが残っている。
左上部分は今このような開拓は見られない。すべて森に戻り、温泉の存在すら気付けないだろう。


まともに残っているのは2棟…と言っていいのだろうか。ほぼ建物とは言えない状態だ。
しかし注目すべきは、「ラブホテル・ニューフレンド」という割に和室な造りということ。実は多様な文化を取り入れたポリコレ配慮兄貴だったのかもしれない。

何か見つめられている気がする。歴戦のセックスマシーンたちに。
…そうか、ここに友達はいない。あるのはヤリチンの怨念だけなのであった。