ホテルたうみ (能代)

About ホテルたうみ
秋田県能代市字腹鞁ノ沢にある廃旅館らしき建物。1996年~97年頃に廃業し、当時の建物らしき物体がそのまま放置されている。
スポット評価
終末度合 | 23 |
訪問難度 | 20 |
観光要素 | 22 |
化石価値 | 23 |
総合評価 | 88 |
当然の高得点を記録した。行きやすいのに生きにくいとは、この世の摂理だろうか。病院の近くにあったため、行楽以外の利用もあったのだろうか。
ホテルたうみのさじなげB級ポイント
「危ないヤツがいましたよ。」Xにきな臭いDMが入った。正確な情報を見極める必要がある現代社会において、興味深いURLはすぐさまクリックすることが求められる。
加齢なるライフファックをかました我々は、能代東ICへと降り立った。イオンは素通りした。

豪快ステーキ店Meat FactoryとJAあきた白神の間に道路が伸びる。これは能代山本医師会病院や周辺介護施設に向かうためのものだ。当然観光客は通らないはずだったが…
2023年11月、高齢者交流センターおとも苑の中にある食堂がオモウマい店に取り上げられたことで、連日グルメたちが足しげく通う人気スポットとなった。


もちろん小食な委員どもには無縁な話だ。しかし図らずも今回の舞台はその奥にある。
おとも苑駐車場奥に伸びる一筋の暗闇。それは史実を隠すように埋め立てられた沼地のようだった。
オモてなし無くてヤバい場所


ホテルたうみは1970年代に開業した?とみられる廃旅館(付近に落ちていた観光冊子に記載あり)。
1995年の地図では「たうみ山荘」として明記されていたが、97年の地図ではもう空欄(廃業)となっている。皮肉なもので、同年すぐ近くの扇田四ツ屋にラブホテル「La北物語」が開業している。


入り口には確かに「たうみ」と刻まれている。当時の電話番号を検索すると東能代駅前の土木工事会社が出てくるため、副業として作られたものではないかと推測できる。
驚くべきはホテルの大きさで、当時の資料によれば100人が宿泊可能だったという。この場所で…?

ご覧の通り、客足はあまり芳しくなかったようだ。上述した資料には能代だけでも現在の4倍近い数の旅館がひしめき合っており、車社会到来による煽り直前の活気が感じられた。
ここも例外ではない。丸富ホテルと同じように、バブルに振り回された運命だったのだ。

丁寧な生成AIは、「能代にそんな建物はありません」と答えてくれた。
やはり信頼できるのは己のカンだけだ。秋田で生きるためには反DX運動が推奨される。
分校出身者へのインタビュー冊子もできました。サイトに載せれない情報が大量に…