羽後町立飯沢小学校 (いいざわ)
About 羽後町立飯沢小学校
秋田県羽後町飯沢字瀬後野50にある廃校。2006年に元西小学校(2016年に閉校)に統合後、農林業体験交流施設「沢の子の杜 わか杉」として改修された。
スポット評価
終末度合 | 10 |
訪問難度 | 11 |
観光要素 | 15 |
化石価値 | 15 |
総合評価 | 51 |
理想的かはわからないが、廃校活用の有効例のひとつである。このご時世に1人3000円で宿泊できるという破格の設定はもっと評価されるべき。
羽後町立飯沢小学校のさじなげB級ポイント
この夏開催した委員会初の写真展では2000人以上の実在人間にご来場いただき、心から感謝申し上げる次第だ。毎週土日スタッフをつけたため、現在慰労地を探しているのである。
上長として素晴らしい宿泊地を提案したいと思いLINEグループで候補地の意見を募ったところ、「同情するなら金をくれ」と一括されてしまった。地方財政同様、予算は依然として厳しい。
まあ現金は確かに大切だろう。しかしそれだけで感謝を伝えることはできない。
苦し紛れだが、西馬音内地区から山側へ10分ほどの飯沢地区にある伊藤邦松酒店でつまみを調達。
まあね、こうほら、気持ちっていうのは愛?愛だから。抱きしめる?抱きしめるはダメか、なんだろ、心から伝えたいっていうんですか?薄いけど愛情は厚い?みたいな?
ということでしごく健全な建物を見学させていただく。この前振りだが本物件は羽後町の許可を得て訪問しています。本当にありがとうございます。ここだけ丁寧にお送りしています。
数多くの体験プログラム
羽後町立飯沢小学校は1884年の創立で、現在残っているのは1990年に建てられた秋田杉仕様の立派な校舎(の一部)である。体育館や研修室は予約すれば誰でも使うことができる。
ということで許可を得て中に入らせていただいた(役場の方同席)。仙道中に続いて本当に感謝。
体育館の中はまさに当時のまま。入口(2枚目左奥)には最後の卒業生たちの手形があり、得も言われぬ気持に引き締められる思いだった。
平坦に作り替えられたステージの奥が宿泊設備となっており、調理スペースや浴槽も完備されている。秋田市民の中嶌曰く「昔の大森山宿泊研修所みたいで尊い」という。
つまりは泊まれる廃校。心地よいエモーショナルな響きは県内でもここだけ。
擦れた120周年は歴史の礎だ。俗世間から離れた優雅な時間を過ごせる聖域となっている。
校舎裏のグラウンドでも遊び放題だったが、如何せん当委員会は友達が少ないのが難点だ。
健全で優しいお兄さんの集まりなので、是非ともアツい夜を過ごしたいものだ。しかしながら、実際は廃墟の方が好きなので皆さんと出会うことはない。本能と趣味のパワーバランスがご乱心なのだ。