羽後病院飯沢出張診療所 (いいざわ)

About 羽後病院飯沢出張診療所
秋田県雄勝郡羽後町飯沢院ケ台にあるそれらしき小屋。少なくとも30年以上は放置されており、田園に侵食されようとしている。
スポット評価
| 終末度合 | 22 |
| 訪問難度 | 15 |
| 観光要素 | 17 |
| 化石価値 | 21 |
| 総合評価 | 75 |
魂を揺さぶる里山の巻物である。時間に埋め込まれた秘匿性は訪れた者をB級観光の嵐に誘い込む。尋常ではない無駄遣いと、道の駅への無視こそがこの地への魅力を引き出しているのだ。
羽後病院飯沢出張診療所のさじなげB級ポイント
我々は悔しかった。師走もさもしい優男たちは、色恋沙汰に塗れた旧友から煽り散らかされていた。心に大きな傷を負った委員たちを救うのは、優秀なドクターを見つけるほかなかった。
メンタルを癒してくれるのは古来から羽後町内陸部だと決まっている。飯沢地区は西馬音内からもほど近く、一般市民には程遠いお手軽な観光スポットなのだ。

2025年夏、我々は知り合いのパティシエを引き連れてこの地を訪ねた。守りたい秋田の里地里山50にも認定されており、地域活動にも積極的な住民が数多い。
しかし彼らと農作業交流しているほど暇ではない。だぶついているうちに地方は衰退し、月下美人は都会に出払ってしまうからだ。

理容タケダのサインポールだけは変わらない。回り続けるその姿は、もう少しだけ続く地区の運命をつなぎとめているようだった。
そんな感傷に浸っているほど、我々に余裕はない。不一な人生と過疎化という病気を治してくれる方、お医者様はいらっしゃらないでしょうか…!?
無音のシュプレヒコール

羽後病院飯沢出張診療所は1966年8月に開設され、閉業年度は明らかになっていない。
少なくとも当委員会は所有する地図上にて、1994年までは設置されているのを確認している。

1970年代の地図(上図)の中央にあるのが該当物件である。
ちなみに南東に見えるのは飯沢小学校の旧校舎だろうか。現在は画像北東部にあり、移動していることがわかる。


しかしてその実態は全く明らかではない。雪が解けたら役場に連絡し、当時を知る人物を紹介してもらおうと思っている。どこかの失礼な自治体と違い、羽後町はとても優しく対応してくれる。
道路は昔から舗装はされていないようだ。かつてこの地で検査を受けたり、一時的に入院したような人物はいったい何人いるのだろうか。不自然な立地に、心地よい不協和音が響く。

駐車スペースも全く存在せず、入口は個人の畑になっている。この方が知っているのかもしれないが、あいにく訪問時は不在だった。
それにしても秋田にいると気になることが増えすぎる。よく「他県の廃墟は紹介しないのか」と言われるが、これらを差し置いて向かうなど到底我々にはできない。これが恋の病か…
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