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天鷺ワイン城 ~不毛なちぐはぐキャッスル~

天鷺ワイン城 サムネイル

天鷺ワイン城 (あさまぎ)

About 天鷺ワイン城

秋田県由利本荘市岩城下蛇田高城にある廃工場。2022年4月以降市が利活用先を公募しているが、内部の老朽化が激しく応募がない。建物は現在も放置されている。

スポット評価

終末度合19
訪問難度16
観光要素15
化石価値23
総合評価73

廃墟らしからぬ名称だが、その歴史に狂いはない。忍者と美術が暴れ回った町で、正常な判断が下されるはずがないからだ。きっと今でも、亀田と岩城どちらに責任があるかを語り合っていることだろう。

天鷺ワイン城のさじなげB級ポイント

青函トンネルの開通に日本中が湧きたっていた1988年、その盛り上がりは由利本荘市旧岩城町でも例外ではなかった。

町には巨大な屋外プール「厚生年金休暇センター」がオープンし(画像は3年目となる1991年のタウン情報)、セリオン(1994年)に先駆けて東北のレジャー需要を席捲しようとしていた。

しかし、自らチラシで「スリルがいっぱい」と宣うようでは先が思いやられる。

鶴潟住宅団地の開発にも着手したまではよかったが、90年代後半からの新幹線沿線や高速道路を中心とした市街地開発によって、資本は秋田市中心部及び郊外御所野エリアや、のちの潟上市区域に集積するようになった。

さすがに3800円のロブスターセットを提供するには時代が早すぎたのだ。おまけに養殖は失敗…

それでも1999年に道の駅オープンが控えていたため、町はもうひとつの起爆剤だった「ワイン開発」に本腰を入れるのであった。

殿はいつでもご乱心

天鷺ワイン城は1995年10月にときの藩主前川盛太郎が開城した粗大ゴミで、1983年から町独自に研究を進めた日本初のプラムワイン醸造施設であらせられるぞ!!

その後シャーベットやワインゼリーの販売にも着手したが、2000年代後半から設備の老朽化、担当者の交代、時代の変化によって次第に売り上げは低迷、2023年には第三セクター解散となったのじゃ。

もはや悪戯まがいにテープでふさがれているが、かつては天鷺ワイン城から天鷺遊園までをつなぐスーパースライダーがあったことがわかる。車が通れる山道もあるが現在は封鎖されていた。

三の丸付近に「高城歴史動植物展示館」なる情報も記載されているが、実態は明らかではない。

いちおう上蛇田方面や折渡方面に抜けていけるため、生活道として利用している人もいそうな状態ではあった。

しかし城に向かう道だけは久しく通行がないようだ。籠城の意味合いなら完璧な防御力を誇る。

ちなみに、手前にあるスポーツ施設「スパーク岩城」はこう見えて現役の施設である。

お金かかってる感は否めないが、1時210円で借りれるので廃墟散策後の運動にはピッタリだ。

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